年金を通して、将来の安心を一緒に考えていきます

「年金」というと、高齢になってから受け取る老齢年金を思い浮かべる方が多いことでしょう。
公的年金には、この老齢年金のほか、障害年金、遺族年金もあります。
いずれも、生活を支えていくための大事な存在です。

近年、公的年金だけでは生活が厳しいといわれ、私的年金、個人年金の存在もクローズアップされてきています。
しかし、公的年金が柱になってくることに変わりはありません。
年金受給中の高齢者世帯のうち、収入のすべてを公的年金・恩給で占めているという世帯は、どれほどの割合でしょうか?
4割超です(令和4年時点)。
さらに、家計収入のうち公的年金・恩給が半分を超えているという高齢者世帯は、約75%にのぼります。
※厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活調査の概況」より
 出典:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/dl/14.pdf

保険料の支払いも含めると、年金はどなたにも関わってくることです。しかし、制度的には複雑です。
疑問や不安を解消すべく、年金の専門家である社会保険労務士がご相談、手続き代行いたします。

障害年金については、こちらもご覧ください。

社労士に頼むメリット

年金の請求手続き。お金をかけずに、自分たちでどうにかしたい……。お気持ちは大変、分かります。 ただ、年金の請求の中でも、障害年金の請求には手間や労力がかかります。…

女性社労士が丁寧に対応します
 ~ごあいさつ~

当事務所のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
担当社会保険労務士の土屋と申します。

「おかしな持ち方していますね」
文字を書いている私の右手を見て、そう声をかけられることがあります。
ペンを握った形は、自分が見ても変です。
直してみようとしても、指先に力がうまく入りません。病気の後遺症のためです。

30代前半のとき、軽い脳梗塞を発病しました。
倒れたわけでもなく、入院したわけでもありません。
右手指先、右足先に軽い麻痺が残りましたが、幸い、ペンやお箸は持てますし(持ち方は変でも)、パソコンも打てます。大きな支障はありません。

とはいえ、ショックでした。
ペットボトルのフタの開け閉め、ぞうきん絞り、紙をめくること……。
指先に力を込める動作は難しくなりました。
何の気もなく当たり前にできていたことが、できなくなる。それも一生涯……。
右手の指を眺めては、ため息をついてしまうことが何度もありました。

私は軽いのだから、まだまだ。
そう言い聞かせていたある日、通院していた脳外科の待合室で、杖をつき、片足を引きずっている方を目にしました。片腕を曲げていて、半身麻痺に見えます。
他人事とは思えませんでした。
病気になったけど、私は軽く済んだ。その意味を何となく考えるようになりました。

再発への不安、仕事に対する葛藤、そして、生きていることのありがたみ……。
人生観が変わった……はずでしたが、喉元過ぎれば何とやら。
右手の違和感に慣れ、脳外科の通院も卒業すると、何事もなかったかのように気持ちは戻ってしまいました。

十数年の月日が流れ、昨年(2022年)、社会保険労務士として開業。それまでの事務経験を活かして「給与計算をメインに」。そう当時は考えていました。
しかし、勧められて年金の研修を受ける中で、「障害年金」というものが自分の身に迫ってきたのです。
社労士の試験を受けて合格したのは、病気になるよりも5年前のこと。自分には関係なさそうに思えていたのが、病気を経て改めて勉強してみると、避けて通れない気がしてきます。脳外科の待合室での光景が、まざまざとよみがえってくるばかりでした。

社労士として、病気を経験した1人として、何ができるのか?
結果、病気と仕事の両立支援や障害年金の仕事をしたい。その思いが募っていきました。

もちろん、私は病気になった人の気持ちが分かると言うつもりはありません。種別や程度、置かれた生活環境など、千差万別だからです。
けれど、たとえ後遺症が残っても、障害を負ったとしても、その後の人生はまだ続きますし、「少しでもより良く生きていきたい」と願う気持ちは、皆さん、同じだと思います。

年金受給はゴールではなく、その先の生活、安心感を手に入れていただくための手段である。その思いで、お手伝いをさせていただければと考えます。

障害年金のことをつらつら書いてまいりましたが、老齢年金、遺族年金についても、作成・提出代行を前提としたご相談を承っております。

よろしくお願いいたします。