厚生年金の保険料等上限の引き上げ(2025年 年金制度改正法③)

社会保険(健康保険・厚生年金)の料額は、給与月額により決まりますが、上限があります。

健康保険は139万円ですが、厚生年金は65万円。
たとえば、月75万円の給与の場合、健康保険は75万円を元に保険料が計算されますが、厚生年金は65万円を元に計算されます。
年金額も保険料に応じ、上限65万円ベースとなります。

この65万円の上限が再来年(2027年)以降、段階的に引き上げられます。

◆2027年9月~ 68万円
◆2028年9月~ 71万円
◆2029年9月~ 75万円

まだ先の話でしょうが、対象の方がいらっしゃる場合、給与計算時に要注意です。

今回の年金制度改正法では、その他にも、遺族年金の見直し、外国人の脱退一時金の見直しなども決まっています。
詳しくは、厚生労働省のホームページをご覧ください↓
年金制度改正法が成立しました|厚生労働省